将棋の星は何のためにあるんですか
将棋の盤には、囲碁の盤のような星がついてますが、これ何のためにあるんですか??
囲碁には、シチョウの見極めなどに必要ですが、将棋には必要ない気がします。
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将棋盤の星とは、盤面にある四つの点のことで一般的に「星」と呼ばれています。これは自陣と相手陣を区別する為にあるもので基本的にはそれ以上の意味は無いと思われています。
ただこの星は四つの方向つまり、
1)玄武(げんぶ)------北方の神
2)朱雀(すざく) ------南方の神
3)青竜(せいりゅう)----東方の神
4)百虎(びゃっこ) -----西方の神
を表すとの説もあります。古代では偶数を陰、奇数を陽とし陽数のうち最大の数が九で将棋盤は九x九、つまり「重陽」となることから盤の広さは一番縁起のよい広さに決めたとされる説もあり、星は盤を九つの空間に分ける位置に有り更に分けられた部分のマス目の数がそれぞれ九になるため陽数を強調したものとの説もあります。
私は盤裏の血溜まりの頂点と盤上の四つの星を合わせて五つの点が駒の形を表す、或いは陰陽道五行、五茫星を表すものだと考えています。
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北斗の闘いで、ラ王に4つつけられた。
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囲碁にあるものが、将棋にもないとなんか間が抜けたように感じるからではないでしょうか。
9路の碁盤がないときに代用にできますし。
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さぁ・・・何のためにあるのかは分かりませんが、
私個人としては「星」があるから、升目が分かりやすい、と言えます。
はじめのころは、7六歩だとか3五角とか棋譜を見ても分かりづらかったのですが・・・
星のおかげで、早く慣れました。
だから将棋盤にも「星」は必要です^^;
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将棋盤の升目には、「星」と呼ばれる点が四つあります。
碁盤の場合は、升目が多くて解かりにくい場合の目印だと言う説と、古代囲碁では、オセロのように、星に石を置いてから対局したなごりという説があります。
将棋盤の場合は、自陣敵陣をはっきりさせる、という目的だと思われます。
将棋の升目は駒を配置する為の単なる「枠」であるので、星が盛り上がっていても問題ありません。
しかし、囲碁の場合は線上に石を置くため、星(天元も)が盛り上がっていても、打っているうちに、平らになってしまいます。
将棋盤の「星」は、はっきりと大きく、漆が盛り上がっていてほしいものです。
目をつむって、指でさわって分かるくらいに。
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見栄えだけじゃないですか。私も殆ど意識しませんでしたが、おそらく無意識に頭には残っていると思います。もし星のない将棋盤を見せられた場合、相当違和感があると思います。
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