日本一高額な将棋盤は二千万円位のあると聞いたのですがあるのでしょうか?
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2010年6月22日放送の「開運!なんでも鑑定団」において、尾張徳川家に輿入れの調度品として伝わる江戸時代中期制作の将棋盤と水無瀬兼成が直筆した象牙の駒(駒入れ有)が出品されました。その判定鑑定額は2120万円とされ、内訳は駒2000万・駒入れ70万・盤50万だということでした。しかし日本将棋連盟は鑑定に間違いがあると抗議、盤の評価の根拠となった「葵紋の付け替え」が論争を呼びました。この盤・駒一式は2010年名古屋開催の将棋の日のイベントで羽生-谷川戦の席上対局で使用されていますので、目にした方も多いと思います。この鑑定が誤りなら、盤だけで1500万と言われ、日本将棋連盟としてはイベントの目玉だっただけに面目がたたなかったのでしょう。
将棋盤の価値はおおまかに、本榧・新榧などの別があります。新榧はスプルース材と言われる輸入材で価格的にも数万、本榧は国産材で一桁上のお値段になります。見栄えこそ新榧は本榧に似てますが、経年劣化や変色という点で及びません。使い込むほどに味が出る本榧に手を出すには敷居が高いでしょう。盤の側面に蒔絵の工芸がなされているなら江戸時代に御城将棋と言われた家元の使用があるかもしれないので価値は跳ね上がりますが、きちんとした真贋の鑑定が必要になるということです。
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