中国産カヤの木について
碁盤や将棋盤に使われているスプルース材を「新カヤの木」と表示して売られていますが、本榧とは全く異なります。
「中国産カヤの木」と表示しているのも同じ類で、榧の木とは全く別種の木でしょうか。
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「中国産カヤ」としているものは、そのほとんどが中国雲南省産の「本榧」だと思います。
それを日本の碁盤商が国内工場で生産しているものです。
これは、実際にご覧になれば、すぐに納得いただけますが、国産の榧に全く見劣りしないです。
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同種の木です。
厳密に言うと、国内産と中国産では中国産の方が油分が多く、重量も若干重いらしいのですが見た目にはとても区別のつくものではありません。
国産は非常に希少ですので、原価は双方の一級品同士で比較すると国産は中国産の3倍近くするようですが、実際盤屋さんに聞いてみても、「例えば500万位の日本産と200万円位の中国産の盤を美しさ、打ち味で比較するんなら、自信を持って中国産をお薦めしますよ」とおっしゃってますね。
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中国産榧は国産と科も目も全く同じです。ただしそれを製品化する段階で乾燥不十分のもの、ヘリの幅が升目と同じぐらいに広い、はなはだ美的センスに欠けるものもあります。こういうものは避けたほうがよいでしょう。
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