2012年3月28日水曜日

樹齢100年すぎの榧(カヤの木)が家に生えています。切ろうと思ってましたが、近...

樹齢100年すぎの榧(カヤの木)が家に生えています。切ろうと思ってましたが、近年希少な木の様です。樹齢250年で囲碁の高級基盤になるらしいのですが、現時点で切った場合、価値があるんでしょうか?


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おっしゃる通り、碁、将棋の盤材には樹齢250年以上が必要です。ただしそれは最も短い部類に入るもので、一般に高級盤とされているものは樹齢500年から700年と言われています。



樹齢100年の現段階で切ったとしても残念ながらほとんど価値はないでしょう。また仮に切ったとしてもそのまますぐに盤にできるわけではなく、自然乾燥で最低10年~15年は寝かせて水分を抜いていかなければすぐに反ったり、ひびが入ったりしてしまうのです。

ですから市販されているカヤ盤は側面に蝋が塗りこまれています。こうして販売後も少しづつ乾燥が進むようにしてあるのです。仮に手入れのつもりでこの蝋をふき取ってしまうと、急速に乾燥が進みすぎてとたんにひびが入ってしまう恐れがあります。カヤの成長は緩やかですから、取り扱いも本当にデリケートなのです。



廉価盤はともかく、本当に価値のある将棋盤作りは気の遠くなるような歳月がかかるものです。どうしても名残惜しいと思われるのであれば、一度専門家の方に見てもらうことをお勧めします。



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樹齢100年では碁盤・将棋盤にするにはとても無理です。

たとえ他の材料に使用したところで、金額は切賃の方が上回ってしまうでしょう。

そのまま立ち木にしておくべきです。


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切るのはおよしになったほうが良いでしょう。理由は以下。

1 囲い木を切って売るような家は没落すると言われています。

2 榧は東北地方南部まで自生していますが、高級碁盤となるのは、九州、四国、和歌山など、気候温暖な地のものだけです。



3 樹齢100年程度では、直径が碁盤の横幅よりも小だと思います。仮にそれよりも大であったとしても、芯の部分は使い物にならず、また、高級な柾目の盤を作るには、少なくとも碁盤の横幅の三倍以上の直径を必要とします。今切ってもハギ盤か碁笥か風呂桶ぐらいにしか使い道がないでしょう。



ご子孫に夢を残してあげるほうが賢明だと思います。


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少しくらいは価値はあるんでわ

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