2012年3月21日水曜日

碁盤の足の一本が?

碁盤の足の一本が?

厚さ12cm足長さ11cmの碁盤のことですが、引越しの時、一本の足だけしか抜けられませんでしたが、裏面中央の四角のくぼみ?と合せてになにか訳がありそうな気がしてます。

ご存知の方、よろしくです。


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私は将棋の方をたしなんでおりますが、盤の構造は変わりませんのでお答え致します。

将棋盤にせよ碁盤にせよ、脚は嵌め込みになっているだけです。従って4本全て抜く事は出来ます。ただ、嵌め込みの際には木槌で打ち込みますし、木材自身もも気温や湿度で伸縮しますので、かなり固く嵌り込んでいる筈です。1本だけが抜けないというよりも、3本の嵌合が緩んでいた、という方が適切な表現だと思います。

個人的な見解ですが、脚は一度抜いてしまうと次に嵌める時にかなり苦労しますし、打ち込み方によっては高さが合わずガタツキが生じる可能性があります。出来れば(手遅れでしょうが)抜かずにお運び頂くか、抜いてしまった場合は、碁盤店に持っていって嵌め込んでもらう方がよろしいと思います。(高さも合わせてもらえます)



以上、ご参考になれば。



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囲碁歴50年のじいさんです。



まず、碁盤の足は普通は4本とも抜けるはずですが。

タオル等を脚に巻いて、木槌でやさしく叩いてみて下さい。

それでも抜けないのならそのままで。

名盤ですと、脚の突っ込み部分に、製作者の名や製造年月日が書いてあるのもあります。



裏にあるくぼみですが、「音ウケ」・「ヘソ」・「血溜り」等のいろいろな呼び方があります。

①助言者の首を刎ね、それをへこみ部分に乗せたので血が溜まるので血溜り。

②石を打ったときの音響効果。

③表面積を少しでも多くして乾燥促進に役立てる。

④木の異方性を最小限に食い止める。

⑤単なる飾り(ないよりは、あった方が造形効果はあると思う)。



①は論外。②③④は、あのへこみくらいでは、効果はないと考えられる。



上記のようなことが言われていますが、私自身は、アクセントを付けるための飾りと思います。


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裏面のくぼみは、盤のそりが起こりにくくするためと、駒を打った際の音の響きが良いように作られている。



足は、梔子(くちなし)の実の形をしていて、「勝負に口なし(ここから口出しをするな)」という意味だそうです。

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